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2008年11月30日 (日)

モリモトの倒産と日本綜合地所の内定取り消し

東証2部のモリモトが倒産した。11/27のリリースによると、「賃貸不動産開発事業における販売先の資金調達難及び不動産分譲事業における購入者の買い控えから、販売用不動産の在庫が増加し、資金が固定化するなど、当社の資金繰りは大変厳しい状況が続いてまいりました。…」傘下のREIT、ビ・ライフ投資法人に物件売却ができなくなったことが主因なのだろう。景気後退によるエンドユーザーの買い控えも痛かったのだろう。ダブルパンチで資金繰り倒産した。東京地裁に民事再生法の適用を申請し、負債総額は1,615億円とのこと。レジデンス系は、ファンド組成してREITに転売というビジネスモデルがもはや通用しなくなった。レジデンス系REITの外部成長力は殆どない。これはモリモトに限ったことではなく、今、新興不動産ファンド会社はとても厳しい。パシフィックホールディングスなどがいい例だ。

同日、日本綜合地所が来春採用53名の内定者の内定を今月取り消していたことが分かった。理由は、財務状況が芳しくなくなったからだそうだ。この会社の広報担当者は、「この一ヶ月で情勢が激変し、財務体質の改善が急務となった。やむを得ない措置だ。現在、個別に学生に説明している」と説明したそうだが、この一ヶ月で何が激変したのだろう。学生ならずとも納得できない。学生が思うほどに不動産会社の経営は良くないのは確かだが、そうではないと甘言を用いて思わせておいた挙句、この後に及んでの内定取り消しは許しがたい。とにかく大手不動産会社といえども、オフィスを軸足に、住宅もやっているといったバランスの取れた総合不動産会社しか学生には勧められない。内定取り消しなどという、なりふり構わぬことをやる日本綜合地所という会社も早晩倒産するのだろう。

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